8月6日、国立女性教育会館で開催された、「女子中高生夏の学校2017~科学・技術・人との出会い~」で、「Scratchを使ったプログラミング体験 - 祭りだわっしょい!-」をテーマに実習を行いました。

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中高生 6 名をお迎えし、みんなでワイワイとゲーム作成に挑戦しました。利用したのは Scratch という教育用プログラミングソフトです。Scratch は、ブロックを組合わせるだけでプログラムを作ることができるので、「プログラミングに興味があるけれど難しそう」「何から始めたら良いかわからない」という人でも難なく挑戦できます。

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まずは、簡単なプログラムの作成に挑戦しました。Scratch のキャラクターを操作する機能を使って、画面の中のキャラクターを左右に歩かせてみたり、グルグルと画面いっぱいに走らせてみたり、キャラクターをマウスでクリックすると喋らせてみたり、大きくなったり小さくなったり…思ったとおりにキャラクターが動くとみなさん笑顔があふれました。

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慣れたところで、本日のメインテーマである夏祭りの屋台ゲーム作成に挑戦しました。どんなゲームを作るのかを自分で考えるのも楽しい時間でしたが、「流しそうめん」「ヨーヨー釣り」「輪投げ」「射的」「ピンボール」にそれぞれ決めました。もちろんゲームの完成が目標ですが、今回は Computational Thinking(計算論的思考)の講義があったりと、プログラミングに必要な思考法の面白さもお伝えできるよう工夫しました。

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みなさん集中して取り組み、全員が素敵なゲームを作っていきました。あっという間に終了時刻になり、発表会をしましたが、ゲームの完成度の高さや創意工夫に驚いたり歓声が上がりました。難しく感じた場面もあったけれど楽しかったので、これからもプログラミングを続けてみたいとの声には、スタッフ一同とっても嬉しくなりました。

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2時間半と言う短い時間でしたが、プログラミングを通して、ものづくりの面白さ、問題の分解やパターン発見、抽象化や手順の設計の重要さ・面白さを知ってもらえていると嬉しいです。

WiT は今後も様々なイベントを実施していく予定ですので、どうぞご期待くださいませ。

(執筆:松本)