ご報告が遅くなりましたが、8月10日、国立女性教育会館で開催された「女子中高生夏の学校2018~科学・技術・人との出会い~」で、「Scratchを使ったプログラミング体験 - 祭りだわっしょい!-」をテーマに実習を行いました。

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中高生 5 名をお迎えし、みんなでワイワイとゲーム作成に挑戦しました。利用したのは Scratch という教育用プログラミングソフトです。Scratch は、ブロックを組合わせるだけでプログラムを作ることができるので、「プログラミングに興味があるけれど難しそう」「何から始めたら良いかわからない」という人でも難なく挑戦できます。今回は、iPad mini を使いました。

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まずは、Scratch に慣れるために、事前に用意したサンプルプログラムを使って、簡単なプログラムの作成に挑戦しました。Scratch のキャラクターを操作する機能を使って、画面の中を流れていく泡をキャラクターが避けていくゲームを作ります。サンプルプログラムを組み立て直したり、機能を追加していきました。思ったとおりに動くとみなさん笑顔があふれました。

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慣れたところで、本日のメインテーマである夏祭りの屋台ゲーム作成に挑戦しました。どんなゲームを作るのかを自分で考えるのも楽しい時間でしたが、「かき氷屋台」「たこ焼きゲーム」「チョコバナナ屋台」「くじ屋台」「綿あめゲーム」にそれぞれ決めました。完成が目標ではあるものの、今回も Computational Thinking(計算論的思考)の講義があったりと、プログラミングに必要な思考法の面白さもお伝えできるように工夫しました。

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みなさん集中して取り組み、あっという間に終了時刻になりました。作ったゲームをそれぞれ発表しましたが、みなさんの素敵なアイデアと創意工夫、またゲームの完成度の高さに驚いたりと歓声が上がる発表会になりました。プログラミングが初めての体験だったけれど楽しかった、難しくてできないかもと思っていたけれどできて嬉しかった、との声には、スタッフ一同とっても嬉しくなりました。

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2時間半と言う短い時間でしたが、プログラミングを通して、ものづくりの面白さ、問題の分解やパターン発見、抽象化や手順の設計の重要さ・面白さを知ってもらえていると嬉しいです。

WiT は今後も様々なイベントを実施していく予定ですので、どうぞご期待ください。

(執筆:松本)