2018年6月30日、お茶の水女子大学を会場に、Coderetreat for Girls第2弾を開催しました。

募集ページはこちらです。
https://wit.connpass.com/event/86033/

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今回も女子学生枠25名、女子学生以外枠(enPiT関係者枠+一般枠、技術メンター兼)20名を募集し、ほぼ定員いっぱいのご応募をいただきました。
関東地方が梅雨明けした翌日ということもあり朝から快晴の夏空、暑い中36名(うち女子学生22名)の方にご参加いただきました。

以下は開催報告です。

Coderetreat for Girlsを開催する狙い

Coderetreatはソフトウェアの開発と設計の基本に焦点を当てて集中的に練習をするための、プログラマのための終日イベントです。2009年に米国で発祥し、今や世界中の各地で開催されています。普段プログラマは「課題を完成しなければいけない」「問題を解かなければいけない」という状況に置かれがちです。そのプレッシャーから外れることで、新しい考え方を発見したり、基礎力を上げたりといった、純粋なプログラミングの基礎体力作りができることをを狙っています。
女子学生においても同様で、学校の課題は通常は完成させることを前提としています。同じ学生同士でも解法にたどり着くまでのプロセスは異なり、刺激となります。
自分とは違うアプローチ、新しい考え方を知り、純粋にプログラミングを楽しむことを知ってほしいというのが狙いです。また、同じ情報系にこれだけの女子学生がいてお互いに知り合えることも、今後の彼女らのキャリア形成の上で心強い助けとなるはずです。

ペアプログラミング

Coderetreatではペアプログラミングが基本で、セッションごとにペアはランダムに組み替えられます。 昨年はくじ引き式だったためペアを決める抽選に時間が取られ、休憩時間が慌ただしいということがありました。そこで今年はペアをランダムに決めるアプリケーションを用意し、瞬時に自動抽選が行われるようにしました。
抽選の元となるのは受付時に参加者自らが選んだ番号だったのですが、偶然にも女子学生同士、社会人同士のペアが成立することが目立ち、それはそれで面白い機会ととらえる人も、不満を訴える人もいました。
これは今後開催する上での改善点としたいと思います。

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セッションの進行

プログラミングセッション45分と15分の休憩で1セットとし、午前2セット、午後はおやつタイムを挟んで2セットずつ、計6セットを行いました。
今回もCoderetreatの基本にしたがって、ライフゲームをお題としました。
Coderetreatの狙いにもあるように、新しいことにチャレンジしてほしいため、今回はアクティビティリストを用意して配布しました。

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それでもやはりついつい完成させたくなってしまうようで、純粋にプログラミングの練習を楽しむ余裕を持っているペアもいれば、アクティビティにチャレンジせずライフゲームを動かすことで精一杯のペアもいたようです。

慣れてくるとペアプログラミングだけでなく、モブプログラミングも行われていました。
6セッション終了した頃には疲労の色が見えましたが、社会人メンターを捕まえて学校の課題を相談したり、学生時代に勉強しておくべきことを相談したりしていた学生がいたのも印象的でした。

参加者の声

イベント開始前と終了後にアンケートをとりました。
開始時にはCoderetreatに対する不安、自分のコードを他人にみられる不安が見られたものの、終了時にはいずれも不安が解消されていたことが印象的でした。 今回の参加者アンケートから、一部をご紹介します。

  • プログラミングはキツいイメージでしたが、今日はとてもたのしめました。また機会があれば参加したいです。
  • 自分の知らないプログラムを知れたりととっても勉強になりました。また参加したいです。
  • とても勉強になりました。そして、さまざまな人からお話を聞けて楽しかったです!
  • 楽しく勉強させていただきました!アットホームな感じでとても気楽にできました! またやってほしいです!
  • 色々な人のコードを見ることができたり、他の人の違う考え方を知ることができて良かったです。ループ禁止への挑戦と、今日初めて教えていただいたTDDが特に楽しかったです。
  • 教えてもらう側に回っていましたが、組む人によってやり方が全く変わるのがとても楽しかったです!

また同アンケートからは、当初プログラミングに苦手意識のあった学生も、終わる頃には少しその意識が薄らいだことが見て取れました。

ランチ・飲み物・おやつの提供

集中してコードを書くというのはとても疲れるものです。Coderetreatのホストのルールとしてランチの提供というものがあります。

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スポンサー募集に応じてくださった企業様のご協力をいただき、飲み物、お菓子、サンドウィッチ、シュークリームなどが提供され、参加者からも大変好評をいただきました。 開催にあたりスポンサーとしてご協力をいただいた企業様を敬称略でご紹介いたします。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

(執筆:永瀬)